入院時の食料費負担が増える

 厚生労働省は公的医療保険の制度改革に関し、一般病床などに入院する患者が支払う1食当たりの食費の自己負担額を、原則260円から、460円に引き上げる案を固めました。

 在宅医療の普及を図る上で、食費を全額自費で賄っている在宅患者との公平性を保つため、応分の負担を求める方針です。

 社会保障審議会医療保険部会に方針を示し、早ければ2015年度中の実施を目指します。

 入院時の食費は、一般病床や精神病床で1食640円と定められており、患者はこのうち食材費分として260円を負担し、残りは公的医療保険から給付する仕組みとなっています。